【H28年度】試験委員の公告について

3/25付で、平成28年度の試験委員の公告が掲載されています。
https://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/h28_siken_iin.htm

法律科目が民法に一本化される新制度での最初の試験ということで、
どのような体制になるのか注目していましたが、
昨年の民法ガイダンスで予想した通り科目数が減る分、試験委員数は倍増していました。
昨年まで担当されていた田高先生と武川先生(共に慶大教授)に加えて
新任の松尾俊介氏(おそらく審査官の方)と、
昨年まで著作権法の担当だった蘆立先生(東北大教授)が移動して
これまでの1科目2名から1科目4名体制となっています。

科目数が減れば1科目の受験者数が増加するので試験委員の数を増やすことは予想できましたが、
一応民事法学を担当されているとはいえ知財が専門の蘆立先生が加わることによって、
知財寄りの問題内容になるのか、それとも単に試験委員経験者ということで加わっただけなのか
今年の民法の問題内容が注目されるところです。