H25論文必須試験を振り返って

今年は、例年の「論文必須ゼミ」及び「論文必須添削講座」に加えて、マスター塾さんとの「論文必須合同答練」及び「論文必須合同模試」、更には「論文必須直前講座」を開催させていただきました。

個人的には2期ぶりの答練・模試を担当したため、ちょっとハードワークでしたが、ゼミ生・受講生もほとんどの方が最後まで粘り強く諦めずにがんばっていたと感じました。

例年同様に、今年の出題予想の的中率を発表させていただきたいと思います。なお、今年は、諸事情により、ゼミ等で取り扱った問題の開示は控えさせていただき、テーマ概要のみとさせていただきます。

13-1

<<H24年10月~12月>>
この時期は、ゼミ第1期のみです。なお、1~3回目は答案作成をしていません。

【特許】
・4回目で、いきなり的中ですね。今年は、共同/共有関連が狙われる可能性が高い旨を何度も言っていました。
・つづく7回目も、補償金請求権あたりました。

【意匠】
・残念ながら、第1期ではやりませんでしたが、3条の2関係、利用関係は、答練・模試等も含めると、事あるごとにやりましたね。

【商標】
・9回目に、団体・地域団体の趣旨、これも的中です。

13-2

<<H25年1月~3月>>
この時期は、ゼミ第2期・答練前期・模試前期です。

【特許】

・ゼミ1回目で、否認抗弁の問題として、無効・先使用の抗弁にスポットを当てて出題しています。

・答練1回目でも、補償金請求権について出題しました。

・ゼミ4回目・10回目に、記憶定着の目的も兼ねて、しつこい位に、無効・先使用の抗弁にスポットを当てて出題しました。

【意匠】

・答練2回目で完成品・部品といった「登録要件」・「侵害」について聞きました。

・模試の1回目でも、ここですね。

・答練2回目も。

・ゼミ8回目も。

・ゼミ11回目も。

・模試3回目も。

ということで、ほぼ毎回、本試験のような問題を解いていたわけですね。

【商標】

・答練3回目で地域団体を出していますね。

・模試3回目で、審判関係を出していますね。

出題テーマをなかなか、これほど当てるというのは、一般的にはむつかしいのではないかと思いますが、過去数年分の本試験の出題内容・傾向をしっかりと分析すれば、これだけ的中できるのですね。

 

<<H25年3月~7月>>

【特許】

・1回目の模試で、職務発明やりました。

・直接的ではないですが、ゼミの7回目で、抗弁について検討する問題は出題しました。

・答練6回目で、共同発明やりました。

【意匠】

・説明するまでもなく、合計6回の出題をしています。

【商標】

・模試2回目で、地域団体、しかも趣旨、出しています。

 

 

この他に、直前講座で扱ったテーマについても紹介しますと、

【特許】

・もちろん、大本命として、共同・共有を取り上げました。

・職務発明については、実施権が出題されそうだということ、そのうちの一つとして、来年の出題かもしれないけど、職務発明の目があるので、潰しておくように、ということで取り上げました。

【意匠】

・もちろん、3条の2、利用については、取り上げました。

【商標】

・残念ながら、直前の模試で地域団体・団体の問題を出したので、取り上げませんでしたが、取消審判はしっかりと取り上げました。

総じて見ますと、今年も、なかなかの的中率だったと思います。

新橋ゼミ 山内